あるスポーツの選手がインタビューで、現役時代は競技が好きになれなかったけど、現役を退いたら楽しめるようになったと語っていた。
登山は山頂を求めてるもの。
もし山頂にたどり着けなかったときは、その登山は意味がないものなのだろうか。
前述のアスリートは現役時代は、そんな感じだったのかもしれない。
勝てなきゃ意味がない。
それもアリだ。
でも、引退後の彼女のように、登山そのものを楽しむ人もいるだろう。
山頂にたどり着けなくても、その過程を楽しめたら、登山に意味はたくさんある。
人生もそうだという話を聞いた。
頂点以外は意味がないという考えもいいけど、自分は違うと思う。
登ること自体を楽しみながら登山をするような人生を送りたい。
だって、人生は試合時間よりも長いし。
むしろ人生に引退はなくて、はじめから引退しているみたいなものとも思う。
高い目標を持つのは大事だと思うけど、未来の達成よりも現在の瞬間に集中したい。
山頂にたどり着くのは登山の一歩、一歩の瞬間の連なりの先。
むしろ山頂を見すぎると、とても疲れてしまうし、下手すりゃ無力感で倒れるかも(笑)。
山頂をなるべく見ないで、チラ見するくらいで歩きたいタイプなんですよ。