人は他人に理解してもらいたい生き物だと思うのです。
太古の昔から今まで、人間にとって意思の疎通は生存確率を飛躍的に高める方法だったし、それを人間は選択したからここまで進化できたわけで。
非力な人間が集団で大きな獣を狩る時代から始まり、小さな集落で農業を営み、さらに国を作って戦争や経済政治などの活動を重ねて、意思の疎通をしながら種として生き永らえていますよね。
その道程で、人と意思の疎通をする手段や技術は飛躍的に増えていて、実際に顔を合わさなくても、手紙、電話、インターネットなど、コミュニケーション手段は多岐にわたっています。そろそろテレパシーみたいなものも実用化されんじゃないかってくらい、発展が早い。
でも、そういった現状は、なんだか多くの時間を他人と意思の疎通をする為に使いすぎてる気がしてきています。種の存続のために、自己が消えていくような。
それはそれで進化の方向性としてはアリなのでしょうが、ちょっと違和感を感じてしまう。それでなくても、仕事をしていると人のことばかり考えているので、自分の為に使う時間が減ってきている気がしてならないのに。
本や映画、漫画、ゲームは一種のコミュニケーションだから外して。もう少し、自分の内面から出てくることや、技術や知識の習得、料理、睡眠、散歩などに時間を費やそうと思う今日この頃です。