今、地元の美術館で流す展示用のムービーの編集している。
テキスタイル作家の作業風景を撮ったもので、作業とインタビューで20分弱のもの。
70代ぐらいだろうか、画面の中で彼女の所作がとても美しい。
袋を結んだり、染色したものを洗ったり、もう何十年と繰り返しているだろう動きには、一種の神々しささえ漂う。
そして、インタビューでの瞳の強さと、言葉のリアリティにはクラクラと眩暈してしまうほどまぶしい。
その道で強くずっと生きている人は、やはり何か違う。
凛と張り詰めたラインのような美しさとでも言おうか。
とても厳しいけれど、透明感のある輝き。
思わず、こうなりたいと思ってしまう。
オッサンでも輝きたいのです。