プールへ行っての初めの50Mは元気もあるので、とても気持ちよく泳げます。
それから徐々に、つらく感じてきます。
元々、呼吸器系が弱いので息が切れやすく、酸素を多く取り込めないので筋肉に疲労が溜まりやすいのでしょうか。だんだんと体が重くなり、25メートル泳ぐのにも、あと何メートル残っているかが気になって、泳ぐのが楽しくなってきます。
そこからしばらく休んだり泳いだりしていると体が慣れてきて、泳ぐことに雑念がなくなってくるというか、自然に体が動き始めます。あと何メートルとか先のことを考えずに手や足などの動きに集中できて、気分が楽になります。
そうなると息継ぎもスムーズになり、スピードは遅いのですが、初めの50メートルとは違う楽しさが出てきます。
仕事もそうかもしれません。
スタートのアイデアは割りと雑念が多くてこんがらがっていますが、やっていくうちに段々と整っていくことが多い気がします。
スタートダッシュ型ではなく、後からエンジンの回転数が上がっていくタイプなんじゃないでしょうか。
……もしかしたら人生も、これから上がっていくんじゃないか?
大器晩成。
目指せ、やなせたかし!