昨日、参議院選挙が終わって結果が出た。
野党が共闘して与党に対抗していたのだけど、結果は与党の勝利。
ちょっと、あっけなかった気がするくらい。
今回の選挙の争点は『改憲』だった。
戦後にできた憲法は、国政(為政者)から国民を守るものと思っている。
いわゆる文化的、民族的な愛国心の『国』と、国政の『国』は別物。
後者は、枠組みが『国』というだけで、一つの政治組織とその意志だ。
国民と同義ではなく、むしろ相対するもので、むやみに善意で信じるものでもない。
そう思っているので、憲法改正により国(=為政者)が国民を管理することにつながりそうで、嫌悪感を感じる。
改憲に関しては自民党の改正案をまとめたおもしろいページを見つけた。
この新設の条項によると、緊急事態には総理は法律と同等の力を持つそうだ。
力を持った人は、より強い力を持とうとするのは必定。
身近な例で、事業が好調な企業が規模を広げていくのに似ている。
ある意味で、成長こそ生物の本能だ。
それ自体は悪いことじゃない。
自分も、より幸せになりたいといつも願っている。
ただ政治において、力が一つに集中しすぎるのはあまりよろしくないので、それを抑止する力も必要だというのも自然な考えだろう。
そんな中、野党が負けたのは、アンチ以外の方針が見えなかったからじゃないか。
自民党は明確に『アベノミクス』というキャッチーなネーミングをして経済政策を唱えている。
『こうしたい』という意志は、人を惹きつける。
一方、野党の多くは反改憲への対抗がメイン。
議席の2/3を与党に渡さないことが大事いうが、否定がメインだからどうも魅力的に映らない。
改憲によって日本が悪くなるという野党の主張は、改憲によって生活が良くなるという与党とぶつかって、プラスマイナス0となってしまう。
打ち消しあった後に、自民党は『景気対策』が残るが、野党に明確な主張が見えなかった。
『アベノミクス』は失敗と声高に叫んでも、具体的なわかりやすい対案が欲しかったところだ。
今回の選挙は改憲がメインだったのだが、勝負を決めたのは景気対策だったように思う。
とはいえ投票率も低かったことから、基本的に国民が興味をもてる選挙ではなかったのかも……。
コメントを残す