午後4時納品のシゴトが先ほど終わった。
いつものごとく前日は夜遅くまでやっていて、ヘロヘロな感じの中、納品して終了。
特に後半の締め切り間際、時間がなくなってくると早く終わって欲しいという気持ちが強くなってくる。
そしてなんとか提出したあと、スッキリとしたような、それでいてやることがなくなってしまったような虚脱感というか無力感で、妙な気持ちになる。寂しいというのが一番近いかもしれない。
シゴトをしているときは、盛り上がったり、凹んだり、波に揺られながらやっているから、終わったらその揺り戻しがきて、体も気持ちもがっくりとしてしまう。
終わったら「ヤッター!」って解放できればいいのだけど、そこまでの余力が残ってないことが多い。喜ぶにもガッツがいるんだ。
なんというか、灰になって風に流されていきたい気持ちです。
と、今、ここまで書いてて、「明日のジョー」を思い出した。
ジョーが紀ちゃんに真っ白な灰になりたいと語る(そしてドン引きされる)、漫画史上屈指の名シーン。
そこいらの連中みたいにブスブスとくすぶりながら不完全燃焼しているんじゃない…。ほんの瞬間にせよ、まぶしいほどまっ赤に燃えあがるんだ。そしてあとにはまっ白な灰だけが残る…燃えかすなんか残りやしない…。まっ白な灰だけだ。
恥ずかしながら、中学生のときに明日のジョー2を見て、ちょっと憧れたのですよ、ええ。なんつーか、全然草食動物で人なんか殴れないのに、なんだろう、やっぱジョーってかっこいいじゃないですか。
でも、今、40過ぎて、ふと灰になって飛ばされたいという気持ちは、昔、ジョーかっけぇと思ったような気持ちがまだ残ってんでしょうね。いい年して、ちょっと変だとも思うけど。
明日から、またがんばります。
がんばりたいのですよ、紀ちゃん。
ちなみに紀ちゃんは「……ついてけない」って去っちゃうんだよね……。